紀子の食卓
園子音監督作品
崩壊した現代家族の姿を炙り出す衝撃のミステリー映画「自殺サークル」の続編です(゜▽゜*)
実は私、自殺サークルの続編ということは見終わった後で知りました・・・w
なんせ園子音監督の作品を見たのはこちらが初めてだったのです!
吉高由里子さんはこれが映画デビュー作みたいですね♪
【あらすじ】
家族との関係や自身の現状に違和感を感じていた女子高生・紀子(吹石一恵)は、
あるサイトにのめり込み東京へ家出する。
サイトの主宰者と出会った彼女はミツコと名乗り、レンタル家族の一員となる。
そのころ起きた女子高生の集団自殺に紀子の手がかりを見出した妹も家出。
その後母が自殺し、残された父親(光石研)は娘たちの消息を追う・・
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紀子の食卓 動画
全時間159分と、なかなか長い作品です。
その上結構暗い、重い雰囲気ですので私はどんよりなってしまいましたが、
面白かったです!!(゜▽゜*)
田舎の生ぬるい(?)環境に住む生真面目な姉、紀子は
そんな環境や家族関係に不満を持っていました。
そんな時「廃墟ドットコム」という女の子が集まるサイトを見つけてしまったわけですね。
紀子はサイト内でミツコと名乗り、上野54と名乗る女の子と知り合います。
上野54とその仲間たちと知り合ったのがきっかけで、
田舎から家出し上京するわけですが・・・
このご時世だし、もしこの女の子たちが実はネカマだったらどうするんだろうとか現実的にちょっと考えてしまいましたw
が、そういうことを気に留めないほど、紀子は家を出て新しい世界に行きたかったんでしょうね(´・ω・`)多分w
なんか分かるような気がします、時々ふとどこかへ旅立ちたい気持ちとか!
まあそんなこんなで上野54ことクミコ(つぐみ)と会います。
このつぐみさん、とても美人さんで見惚れまくりでした(*^o^*)
そして待ち合わせ場所にクミコはなぜか家族も連れてきていました。
わけわからないまま紀子はクミコについていくんですね。
その道中、クミコの祖父母らしき人などとも出会い、毎回感動の再会をしていました。
はたから見ると、普通の「家族」そのもの。
そんなこんなで(2回目)
紀子はクミコが主催しているレンタル家族の一員となります。
虚構の家族生活を繰り返していくことの中に家族らしさを求め、
同時に自分のアイデンティを探っていきます。
虚構の家族を演じるという点で、自分自身を捨て去り別人になりきるっていうのはすごいですね。ちょっとやってみたくもなります( ゚д゚ )w
廃墟ドットコムを見つけた妹のユカ(吉高由里子)も紀子を追いかけて上京してしまいます。
そしてレンタル家族の一員となるわけです。。
そんな娘二人の消息を追う父(光石研)
各々の視点で物語が進んでいきます。
なんというか・・・
「家族って何?」を考えさせられるテーマの映画でした。
紀子、ユカ、クミコ、父、母
どの人にも共感を出来る部分があり、とても見応えのある映画でした。
また時間があるときには是非じっくり見返してみたいと思います(*^o^*)
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